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イベント会場レイアウト

写真 | 時間 | 講演タイトル | 講演者 |
| 9:40-10:00 | 開会挨拶:「RISC-V に関する研究とイノベーション」 | 池田 誠(いけだ まこと))| 東京大学 大学院工学系研究科 電気系工学専攻教授 |
| 10:00-10:20 | 日本の半導体戦略2025 ― 次世代半導体製造を支える技術・政策・産業エコシステムの構築(招待公演) | 齋藤 尚史(さいとう ひさし)| 経済産業省 商務情報政策局 情報産業課 総括補佐 博士(工学) |
| 10:30-10:50 | Alphawave Semi による高性能コネクティビティ IP の紹介 | Jennifer Lee(ジェニファー・リー)|Alphawave Semi 営業担当副社長 兼 韓国・日本カントリーマネージャー |
| 11:00-11:30 | チャットボットからロボットへ(プラチナスポンサー) | Cheol Kim(チョル・キム)|MIPS Technologies プロダクトマーケティング ディレクター |
| 11:40-12:00 | 招待教育講演:「セキュリティ 101 ― Root of Trust と RISC-V TEE の概観」(招待講演者) | 須崎 有康 (Kuniyasu Suzaki)|情報セキュリティ大学院大学 教授 |
| 12:10-12:40 | CaliptraおよびOpenTitanチュートリアル ― オープンRoot of Trustファームウェアのアーキテクチャと統合(GoogleおよびMicrosoftにおける最新動向) | アンドレス・ラガル=カビーヤ | 特別主席エンジニア | グーグル LLC (Google LLC)米国、カリフォルニア州 マウンテンビュー |
| 12:40-14:00 | ランチタイム | 展示エリアオープン |
| 14:00-14:30 | オープンコンピュートによるスケーリング:RISC-V、チップレット、AI・ロボティクスの未来 | 石井 靖夫(Yasuo Ishii)|RISC-V CPU アーキテクチャ フェロー|Tenstorrent Japan |
| 14:40-15:10 | 実運用に耐えるエージェントAIループの設計 ― ロボティクスを視野に入れた実システム信頼性を担保する実践的AIフレームワーク | チラーグ・アグラワル(Chirag Agrawal)| Alexa+ AIエージェントエンジニアリング部 シニアソフトウェアエンジニア | アマゾン・ドットコム社(Amazon.com, Inc.)(米国ワシントン州シアトル) |
| 15:20-15:50 | RISC-V CPUチップ評価の実践と再現性検証 — FPGA・Google Open MPW、TinyTapeouによるJASA独自RISC-Vオープンプラットフォーム開発とGithub公開 | 小檜山 智久 | 一般社団法人 組込みシステム技術協会(JASA)RISC-V WG主査 | 株式会社 日立産機システム インフラシステム統括本部 事業管理部 兼 品質保証本部 主管技師, 黒川 能毅 | 一般社団法人 組込みシステム技術協会(JASA)RISC-V WG, 小林 正隆 | 一般社団法人 組込みシステム技術協会(JASA)RISC-V WG | 株式会社 日立産業制御ソリューションズ(HiICS) デジタル基盤ソリューション本部 セミコンダクタ第一設計部, 河崎 俊平 | SHコンサルティング株式会社 |
![]() | 16:00-16:20 | オープンコンピュートによるスケーリング:日本の取り組みと半導体設計エンジニア育成プログラム(上級コース) | 中野 守(なかの まもる)| テンストレント・ジャパン株式会社 代表取締役社長 |
| 16:50-17:20 | オープンアーキテクチャ技術・ライトニングトーク ① オープンソース活用によるRISC-V チップの開発 | ① 中島 伸盛 | 株式会社 日立産業制御ソリューションズ(HiICS) デジタル基盤ソリューション本部 セミコンダクタ第一設計部 ② 明石 貴昭 | Country Manager – Japan, Codasip GmbH(ドイツ) |
| 17:30-17:40 | 閉会の挨拶 | TBD |
| Photo | Time | Presentation Title | Speaker |
![]() | 9:00-13:00 | Hands-on Tutorial and Demo: OpenROAD and Tiny Tapeout Workflow | Noritsuna Imamura, ISHI-Kai, OpenSUSE Click for Preview Material |
| 写真 | 講演概要(アブストラクト) |
| 日本の半導体戦略2025 | 経済産業省 商務情報政策局 本講演では、経済産業省(METI)が主導する「日本の半導体戦略2025」の概要を紹介する。本戦略は、日本の半導体エコシステムを再構築し、国際的なサプライチェーンの中での役割を強化することを目的としている。デジタル変革の加速と経済安全保障への懸念が高まる中、産業界・学界・政府の連携によって日本の技術基盤を強化することを目指している。主な重点分野は以下のとおりである:次世代半導体および先端パッケージングに関する研究開発力と製造能力の強化。増大するデータ処理・計算需要に対応するためのデジタルおよびAIインフラの拡充。ハードウェアとソフトウェアの両面での人材育成とイノベーション・エコシステムの形成。この取り組みは単なる産業政策ではなく、安全で持続可能かつ国際的に連携した半導体開発への日本の包括的なコミットメントを示すものであり、志を同じくする各国政府および民間企業との協力を基盤としている。 |
| スケーラブル・オープン・コンピュート:RISC-Vとチップレットが切り拓くAI・ロボティクスの未来 | 中野 守(なかの まもる)| テンストレント・ジャパン株式会社 代表取締役社長 人工知能(AI)と自律システムが社会のあらゆる領域に浸透する中で、持続的なスケーリングを実現するためには、多様性とオープン性を備えた計算基盤が不可欠となっている。 本講演では、Tenstorrent社が描く、RISC-Vとチップレット型アーキテクチャによるオープンで高性能なコンピューティングのビジョンを紹介する。 Tenstorrentは、世界最高水準のSPEC性能を誇るRISC-Vコア「Ascalon」および「Callandor」、さらに自動車・ロボティクス用途向けの**ISO 26262認証対応プロセッサ「Ascalon-Auto」を発表している。これらのCPUは、Tenstorrent独自のAIアクセラレータ「Tensix」と統合され、エッジからデータセンターまでスケーラブルに拡張可能なモジュラー・チップレット構成を実現している。この戦略の中核を成すのが、『Open Chiplet Architecture(OCA)』である。OCAは、物理層・伝送層・プロトコル層・システム層・ソフトウェア層を統一的に規定するレイヤード標準であり、異なるベンダー間でも相互運用可能なシリコン・エコシステムを実現する。 Tenstorrentは、オープン性・スケーラビリティ・高性能を融合することで、RISC-Vを専有アーキテクチャに対抗し得る現実的な選択肢へと押し上げ、クラウド、ロボティクス、自動車といった多様な分野で次世代のAI駆動型・自律型システムを支える基盤を提示する。 |
![]() | チャットボットからロボットへ | Cheol Kim(チョル・キム)|MIPS Technologies プロダクトマーケティング ディレクター エッジにおけるフィジカルAIは、新たな自律型プラットフォーム市場を開き、運用効率のさらなる向上を実現します。本講演では、フィジカルAIの実装に必要となる基盤技術を概観し、「Sense(認識)」「Think(判断)」「Act(動作)」「Communicate(通信)」という 4 つの中核的なコンピューティング課題を検討します。各要素の要件を理解することで、エッジにおける次のフィジカルAI革新を牽引し、自律型システムのスーパーサイクルへと導くために必要な主要技術の進展を明らかにします。 |
![]() | セキュリティ101 | 須崎有康|情報セキュリティ大学院大学 |
| CaliptraおよびOpenTitanチュートリアル | Google LLC(米国) 本チュートリアルでは、Google・Microsoft・AMD・NVIDIA が主導し、Nuvoton・Samsung・Intel などの半導体企業が支援する Open Compute Project(OCP) 傘下のオープン Root of Trust(RoT)プロジェクトである Caliptra を中心に、さらに Google が主導し、現在 Nuvoton により量産化されている独立型 RoT チップ・イニシアチブ OpenTitan にも焦点を当てるものである。Caliptra は、ファームウェア、プロビジョニング、Linux 統合を含む SoC 組込み型スタック として設計されているのに対し、OpenTitan は スタンドアロン型のセキュリティチップ を提供することを目的としている。すなわち、OpenTitan が透過性の高い 独立型 RoT 実装 を体現するのに対し、Caliptra は クラウドおよびデータセンターシステム向けの統合型 RoT ソリューションの標準化 を目指している。本セッションでは、両プロジェクトの 設計思想、セキュアブート機構、および オープンソース開発による信頼性向上へのアプローチ を探るものである。 |
| 実運用に耐えるエージェントAIループの設計 ― ロボティクスを視野に入れた実システム信頼性を担保する実践的AIフレームワーク | チラーグ・アグラワル(Chirag Agrawal)| アマゾン・ドットコム社(Amazon.com, Inc.)(米国ワシントン州シアトル) |
![]() | 一般社団法人 組込みシステム技術協会(JASA)RISC-V ワーキンググループ(WG) JASA RISC-Vワーキンググループでは、RISC-Vの理解促進と実装技術の検証を目的に、まずFPGA上でのRISC-Vプロセッサ実装を行い、その後Googleシャトルを活用した試作チップでデモを作成しソフト動作評価を実施した。現在は自前設計によるRISC-Vチップ開発にも取り組み、各段階で実際に動作デモを実現している。本講演ではこれらの成果と今後の展望を紹介する。 |
![]() | TinyTapeoutを活用した独自RISC-V CPUチップの試作 | 黒川 能毅 | 一般社団法人 組込みシステム技術協会(JASA)RISC-V WGメンバー TinyTapeoutでは搭載できる論理規模に厳しい制約があるため、標準的な5ステージRISC構成では容量を大きく超過してしまう。本研究では命令セットを保持しつつ、CPUをステートマシン型へ再設計することで論理量を1/4に削減し、FreeRTOSが動作可能なRISC-V互換CPUの論理設計を実現した。本発表では、TinyTapeout向けRISC-V互換CPUの開発過程と最適化手法を報告する。 |
![]() | オープンソース活用によるRISC-V チップの開発 | 中島 伸盛 | 株式会社 日立産業制御ソリューションズ(HiICS) デジタル基盤ソリューション本部 セミコンダクタ第一設計部 日立産業制御ソリューションズは、半導体設計におけるインテグレーション技術を活かし、カスタムチップ設計の内製化を推進することで国内半導体市場の活性化に寄与することを目指している。 本講演では、chipfoundry社の「chipIgnite」サービスを活用し、オープンソースで公開されているRISC-VコアIPおよびデザインプラットフォームを用いてRISC-Vマイコンを試作した取り組みを紹介する。 試作の過程では、ツールチェーンの整備、レイアウト設計、検証環境の構築といったプロセスにおいて、オープンソース開発特有の課題に直面した。これらの課題に対して、設計資産の再利用やオープンツールの適用範囲の明確化など、実践的な対応を行った。 本発表では、その過程で得られた設計・検証フローに関する知見を共有するとともに、オープンソースを活用した半導体開発の新たな可能性を示すものである。 |
![]() | RISC-V CPUチップ評価の実践と再現性検証— FPGA・Open MPWによるJASAオープンプラットフォーム開発 | 小林 正隆 | 一般社団法人 組込みシステム技術協会(JASA)RISC-V WGメンバー | 株式会社 日立産業制御ソリューションズ(HiICS) デジタル基盤ソリューション本部 セミコンダクタ第一設計部 |
![]() | ハンズオンチュートリアル&デモ:OpenROAD / Tiny Tapeout | 任意団体 ISHI-Kai | OpenSUSI 本ハンズオンチュートリアルでは、オープンソースEDAツール OpenROAD と教育プラットフォーム TinyTapeout を用い、LSI設計からチップ製造までの基本的なワークフローを実践的に学ぶ。参加者は、設計自動化・物理実装・検証の各プロセスを対話的に体験しながら、オープンソースハードウェア設計の基礎を身につける。本チュートリアルは、SkyWater 130nm(Sky130)プロセスをベースに、Verilogによるデジタル回路設計、OpenLANE, xschem, ngspice, KLayout などのオープンEDAツールを用いた設計から、GitHub Actionsによる自動GDSII生成までを一貫して解説する。さらに、TinyTapeoutシャトルへの提出を通じて、オープンソースツールとコミュニティ主導の設計プラットフォームが、ASIC製造をどのように身近なものにしているかを体感できる。このセッションの目的は、参加者にオープンソースハードウェア設計手法の実践的理解を提供し、TinyTapeoutエコシステムの教育的可能性を体験してもらうことである。3時間のハンズオンでチップ設計手法を実践的に学べます。PCを持参し、会場でオープンEDAツールのDockerイメージをインストールします。WindowsはWSL(Ubuntu 24.04推奨)、Macは最新Dockerを事前に導入ください。ハンズオン後は関連講演と展示を実施。参加者全員に『Google半導体とRISC-Vと世界の電子地政学』(税込2,000円)を贈呈します。(※事前登録を推奨) |
| 写真 | 登壇者紹介(とうだんしゃしょうかい) |
| 齋藤 尚史(さいとう ひさし)| 総括補佐 博士(工学)経済産業省 商務情報政策局 情報産業課 齋藤尚史(さいとう ひさし)氏は、経済産業省 商務情報政策局 情報産業課 総括補佐であり、博士(工学)の学位を有しています。 民間企業において約10年にわたり半導体の研究開発に従事し、製造およびプロセス技術の分野で豊富な実績を積んだ。2021年に経済産業省へ入省し、以降は半導体・デジタル産業戦略の策定や、国内外の製造拠点誘致、2nm級技術開発支援など、日本の半導体産業政策の中核を担っている。学術面では、垂直InGaAsチャネルMOSFETの出力コンダクタンス低減に関する研究など、半導体デバイス物理に関する複数の論文を発表しており、研究者としての確かな専門性を背景に、産業と政策の橋渡し役を務めている。 現在は、技術開発と産業振興を統合的に推進する立場として、日本の半導体・電子産業の再興に取り組んでいる。 |
| 中野 守 (なかの まもる) | 代表取締役社長 テンストレント・ジャパン株式会社 (Tenstorrent Japan Inc.) |
| アンドレス・ラガー=カヴィーヤ(Andrés Lagar-Cavilla)| ディスティングイッシュト・エンジニア/グーグル合同会社(米国カリフォルニア州マウンテンビュー) |
| 実運用に耐えるエージェントAIループの設計 ― ロボティクスを視野に入れた実システム信頼性を担保する実践的AIフレームワーク|チラーグ・アグラワル(Chirag Agrawal)|Amazon.com, Inc. シニアソフトウェアエンジニア(米国ワシントン州シアトル) |
![]() | 小檜山智久 | JASA RISC-V WG主査 | 株式会社 日立産機システム インフラシステム統括本部 事業管理部 兼 品質保証本部 主管技師 |
![]() | 黒川 能毅 | 一般社団法人 組込みシステム技術協会(JASA)RISC-V WGメンバー |
![]() | 中島 伸盛 | 株式会社 日立産業制御ソリューションズ(HiICS) デジタル基盤ソリューション本部 セミコンダクタ第一設計部 |
![]() | 小林 正隆 | 株式会社 日立産業制御ソリューションズ(HiICS) デジタル基盤ソリューション本部 セミコンダクタ第一設計部 |
![]() | 今村 謙之 | 任意団体 ISHI-Kai | OpenSUSI IPA未踏ソフトウェア事業をきっかけにオープンソース開発に関わり、日本Javaユーザー会や日本Androidの会の立ち上げを通じて、国内OSSコミュニティの発展に貢献。その後、宇宙開発や超小型衛星の設計に携わる中で「ハードウェアの大量生産と民主化」の必要性を痛感し、滋賀県立大学の土谷氏と共にオープンソース半導体コミュニティ「ISHI会」を設立。現在は、TinyTapeoutなどを通じてRISC-V時代のオープンハードウェア設計教育を推進している。 |




















