リスクファイブデイズ 東京2021 オータム(RISC-V Days Tokyo 2021 Autumn)にご参加いただきありがとうございます。

11月19日に、RISC-V Days Tokyo 2021 Autumnを一般社団法人RISC-V協会として、はじめて主催しました。任意団体として2017年から通算し8回目の開催となりました。

後援していただいた、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO = New Energy and Industrial Technology Development Organization)を始めとして、共同開催していただいた、一般社団法人 組込みシステム技術協会 (JASA = Japan Embedded Systems Technology Association)RISC-Vワーキンググループ、米国Khronos Group、ご協力いただいた、Chisel勉強会(Chisel Study Group)、株式会社ナノオプトメディア に心から感謝します。さらに、国際組織であるRISC-V Internationalには、大きな援助をいただきました。

半導体サプライチェーンに対する施策が日本政府により実施されておりますが、設計方式についてもタンジビリティのある革新技術の導入が必要と考え、1980年代に作られたVerilog、VHDLを補完する、近代的なハードウエア記述言語をプロモートしていこうとしております。今回は、一般社団法人 組込みシステム技術協会とRISC-V協会と協力し、次世代ハードウエア記述言語入門書『Chiselで始めるデジタル回路設計』を無償配布しました。

2022年春には、リスクファイブデイズ 東京 2022 スプリング(RISC-V Days Tokyo 2022 Spring)を開催する予定です。開催方法は決まっておりませんが、時期、場所が決まり次第お伝えいたします。

チップスアライアンス、レッドハット、OpenROADやOpenLaneの教育コースをされている方々と連携しGoogle、eFablessの技術を紹介したいと考えています。また、東京 2022 スプリングの開催時期までに、慶應大学の天野先生のチームがSarah L. Harris, David Harrisの『Digital Design and Computer Architecture, RISC-V Edition』の和訳をされるということですので、これも楽しみにしております。

設計自動化につきましても、米国国防省が、シノプシス、ケイデンスなどの協力を受けて進めているOpenROADという計画があり(https://theopenroadproject.org/darpa-is-reimagining-u-s-electronics/)ます。2022年春には、こうした技術をフォローすることも行っていこうと思っています。次回は、OpenROADに関連する技術についても取り上げていきたいです。さらに、春にはKhronos Groupの技術にもっと触れられる議論も進めています。

上記はまだ議論の段階であり、将来を予測することは困難ですが、私たちががやりたいと思っているものです。

なお、12月11日にはリスクファイブ ベトナムを開催する予定です。

河崎 俊平  代表理事 RISC-V協会 www.riscv.or.jp

RISC-V Days Vietnam 2021 を、2021年12月11日に実施する予定です。