アップルがRISC-Vエンジニアを公募

9月2日にアップルがRISC-Vエンジニアの公募をしました。これについて過去2週間にたくさんの記事が出ました。

募集されているプログラマはIOSチームの一員となるのですね。現在のベクトル拡張命令を基盤にして、機械学習、ビジョンアルゴリズム、信号処理およびビデオ処理用の命令セット拡張機能、言ってみればARMでいうNEONのRISC-V版の基盤ソフトを開発するのですね。音声コーデック用のコンボリューション、フーリエ変換、信号処理機能をハード、ソフトの混交チームで開発しの消費電力を減らす。

募集要項の翻訳です。

あなたは野心的な目標を設定することが好きな大局的な思想家ですか?コードの各行が他のすべての行にどう影響するかを理解することに情熱を持っていますか?コアオペレーティングシステムグループは、各デバイスのアイデンティティからOSが切り離せないようにします。このグループは、ハードウェア、ソフトウェア、およびアプリを1つのAppleエクスペリエンスに統合するような、完全に統合されたオペレーティングシステムの構築に取り組んでいます。多くの分野を横断的にカバーするコラボレーションへの努力は、iOS、macOS、watchOS、tvOSなどの革新的なテクノロジーを開発するのにに役立ちます。明確で総合的なユーザーエクスペリエンスを達成することで、Appleデバイスに人々が期待する卓越性を維持し、前進させ続けます。

Vector and Numerics Groupは、iOS、macOS、watchOS、tvOSで実行されるさまざまな組み込みサブシステムの設計、拡張、改善を担当します。このグループは、チームを補完し、差別性を生み出すための卓越した高性能プログラマーを探しています。私たちのペースの速いグループのメンバーとして、あなたは毎日何百万ものアップルの顧客を喜ばせ、刺激するユニークな機会があります。革新的なRISC-Vソリューションと最先端のルーチンを実装しているSWとHWのクロスファンクショナルチームで作業します。これは、機械学習、ビジョンアルゴリズム、信号処理およびビデオ処理などに必要な計算をサポートするためです。ソフトウェアとハ​​ードウェアを緊密に統合することにより、低レベルの計算で最先端を推進し、エネルギー効率の高い高性能の実装に向けて推進します。

候補者は、ベクトルプログラミングの観点からARM CPUコアのNEONマイクロアーキテクチャの実用的な知識とともに、RISC-VISAアーキテクチャの優れた理解と知識を持っていることが期待されています。

チームメンバーは、機械学習、計算ビジョン、2D多層畳み込み、トランスフォーマー、オーディオコーデック用のFFTとDFT、音声合成、暗号化などの自然言語処理のための低レベルの計算サポートの設計と最適化に取り組んでいます。 。一般的な制限のある組み込みシステムの理解と実用的な知識は、望ましい属性です。特定のRISC-VおよびARMCPUコア用に、最も高速でエネルギー効率の高いルーチンを作成できることはプラスです。低レベルの高性能プログラミング経験は、このポジションに必須です。ベクトルアセンブリと低レベルCに慣れていることが要件です。理想的な候補者は、特定のテクノロジーのニーズから派生した革新的で堅牢なCPUコアレベルのアルゴリズムを厳しいスケジュールで簡単に開発できることです。

主な資格

  • 信号処理または機械学習プリミティブにおける5年以上の低レベルのアルゴリズム開発。
  • ARMのRISC-V命令セットアーキテクチャ(ISA)およびベクトルISAに関する詳細な知識。
  • 演算効率に関する深い理解。
  • ASMおよびCでの優れたコーディングスキル。
  • 口頭および書面での優れたコミュニケーション能力。
  • 複数のタスクを管理し、自己優先順位を付ける機能。

数年前、アップルのエンジニアとRISC-V Summitで会話しました。その時、RISC-V採用は時期が来たら、と言ってましたが。そういうところまでRISC-Vが来たのですね。