FPGA/マイコンを使わず8枚のカスタムプリント基板でRISC-Vを作り上げた学生さんの話
チェコの学生さん、Filip Szkanderaさんが2年間籠もってRISC-VをFPGA/マイコンを使わず8枚のカスタムプリント基板で作り上げたそうです。
Filip Szkanderaさんは、チェコ共和国、オロモウツの高等職業電気工学高校に通っておられます。
RISC-V Days Tokyo 2021 Springで発表されます:
4/23 13:30~14:00 「パイナップルONE | 論理ゲートとメモリICだけで構成したVGA出力と4つのI/Oを備える自家製32ビットRISC-V」
蛇足 1980年代はじめ、68000用DMAコントローラチップのブレッドボードを1人で籠もってデバッグしました。TTLを満載したカスタムボードが40枚のラックにマウントされバックプレーンでつながっている。大昔のミニコンの造りです。論理シミュレータをしてる人が3日に一回くらい来て論理修正をするので、ワイヤラッピングと半田づけでブレッドボードに反映するのが私の仕事。毛髪みたいなジャンパがの厚みが1cmくらいになったころ、チップを作ることになりました。まる3年間が過ぎていました。
給料ももらわずに、上のような作業をするのは、余程の才能と独立心があるのでしょうね。今後の活躍が期待されます。